iPhone/iPod touch日本語入力プログラムは単文節変換。

「iPod touch」の日本語入力は増井俊之さんが作った - まんぷく::日記
iPhone/iPod touchの日本語入力はApple純正のMacintosh標準添付プログラム「ことえり」、Macintosh OS X唯一の商業パッケージ日本語入力ソフトJUST SYSTEM「ATOK」とも違う、sony Palm OS PDA"CLIE"に於ける標準添付日本語入力ソフト"POBox"を生んだ技術者増井俊之氏が作成した新規プログラムで行われます。


POBox - Wikipedia

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変換スピードが遅いとかそのへんの話がいろいろ出てるけど、根本的に連文節変換がないケータイとか(文字を色々入れる人なら)ありえない...。「そういや今日の会議の資料って何時ごろ送ってくれます? 17:00までにはくださいね。よろしく」程度の文章打つのにどんだけかかるねん!って話。金曜日からひたすらタイピング練習したけど連文節変換ないとやっぱり早くなんねーよ...。ちなみに英語で外人とやりとりしたんだがこれは超絶快適。ミスタイプ補正とか神のように美しく効いてくれる。今の日本ケータイなんてメじゃない! ってぐらい。ああつまりそういう設計のやつを無理やりローカライズしたのね、というのが伝わってくる。むー

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20080716/p1

http://masui.clipp.in/entry/10485
masui masui at 2008-07-16 23:27

日本語入力に連文節変換が必須と思いこんでおられることが誤っています。そういう入力方法に慣れておられるからそう思われるのでしょうが、モバイル環境においてもそうでない環境においても連文節変換は最適な方法ではなく、むしろ弊害が多いです。PCではSKKという入力方式などを使ってみるとそれがよくわかるでしょう。

http://masui.clipp.in/entry/10485


SKK - Wikipedia

iPhone 3Gはインターネットマシンとして見ても微妙? ガラパゴス・ケータイはやっぱりすごかった - キャズムを超えろ!

ご指摘の点は『連文節変換が日本語入力にとって必須のものであるという考え方は誤っているのではないか』だ。仰るとおり必須ではないかもしれないが、今回のiPhoneについては色々総合的に見て必要だったんじゃないか?少なくとも私は個人的に必要だと思いました、というのが感想。

以前身近な何人かのケータイタイピングを観察する機会があった。私もふくめて皆さん予測/例示インタフェースをかなり活用しており、これがチープ入力デバイス(?)における重要なポイントであることは理解する。ただ、現状のiPhoneのように予測/例示のみの連文節変換なしでは"思ったより長め"に入力してしまったとき、操作量が増えるのだ。ここがiPhoneの日本語変換が特に使いにくいところその1。「富士リンゴは美味しいね」と書くとき、フジと入れて例示を選べばいいが、フジリンゴと入れてしまうとBSを2回叩かねばならない。連文節と併用していればこの可能性を減らせる*1、だから連文節は必要、という意見だ。勿論文節切りミスが発生した場合の工数は大きくなるのだが、"慣れ"てしまえば無意識下で文節切りミスが起きないような文章を書くようになる。

使いにくいところその2は予測/例示候補が出てくるまでの時間が遅いこと。1,2秒から、遅いときは3秒かかる。連文節変換と予測例示のハイブリッドであれば、最初の文節の予測候補が出てくるまでの間に先を打っておくことができる。先の例でいえばフジリンゴハまで打った頃にはフジを打ち終わってから3秒ぐらい経っているのでフジの候補がでているだろう、ということだ。ユーザーがフジの候補として富士を選んでいる間にリンゴの候補を出しておくことだってできるはず*2。

http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20080716/p1

単文節変換に移行出来ない一般ユーザ向けに連文節変換をデフォルトにして、習熟者向けに単文節変換が選べる様に出来たら良かったと思います。
アプリケーションとして複数の日本語変換プログラムインストールして使い分ける事出来ると思うので、JUST SYSTEMのATOKが移植されたら又状況は変わると思います。