EeePCブランドは拡大へ。

Eee PC 次世代ロードマップ流出・計23モデルが登場? - Engadget 日本版


超小型廉価Laptop PC"Eee PC"のブランドをAsus Laptop PC全体のブランドに格上げしようとしてるのでしょうね。
一般にPCメーカーと呼ばれる企業は、基幹技術のエンジンを自社開発するのが基本の自動車メーカーと異なり、CPUはintel,AMD等の他社からの供給を前提にする自社開発は精々PC 筐体デザイン程度のアッセンブリーメーカー、即ち「組み立て製造業」です。


結局はAMD,intel等のチップメーカーが用意したプラットフォームが無ければUMPCは成立しないので、Appleの様にチップメーカー迄動かす自前のアーキテクチャMacintoshを持つ、政治力・技術力が無ければ、既存のプラットフォームの制約内で遣り繰りするセミ・オーダーな製品しか作れない訳で。


其れは、UMPCを造る台湾PCメーカーのみならず、自社でアーキテクチャを作れない日本のPCメーカーにも言える事です。


5万円の小型Laptopで新しい価値を生み出したメーカーは、制約の有る開発環境の中で、どの程度顧客の要求に応えられる製品作りが出来るか注目したいと思います。


1.6GHzで駆動する低消費電力CPUを中心にした、廉価・小型のintelのプラットフォーム"Atom"は非常に魅力的です。
高画質H.264ニコニコ動画をストレス無く再生出来る迄進化したら本当に買いの商品じゃないかと。


廉価・低消費電力がモットーのAtomなのでマルチコア化は暫く先でしょうが、廉価で強力なモバイルPCプラットフォームは携帯電話プラットフォームが自身の機能に枷を掛ける限り、何時でも需要が有ります。
何れにせよ、呆れる程小型軽量のPC、Eee PCを始めとするUMPCは非常に魅力的なPCと言えます。