非対称戦。

非対称戦争 - Wikipedia

様々な環境から生存を脅かされる弱者は、生存を確保すると言う生物としての最低限の営みを確保することさえ、多大な闘争を要する事に成る。
俯瞰すれば、弱者は弱者故に戦いの彼我戦力差は常に大きく、多くの場合非対称戦状態で有ると言える。


強者は戦いを退避し、容易に平和を享受出来るが、弱者は逃避・回避を許されない。


戦いからの逃避は即敗北で有り、敗北は生存権を失う事で有り、文字通りの精神的死・生物的死、物理的死を意味する。
生存を継続する事其れ自体が弱者には困難な戦いの連続と言えよう。


生物の生命活動の継続は活動確保の為の資源、即ち物質、エネルギー、空間、情報、時間の確保の為に外界に働き掛ける必要が有る。
が、外界は生物の要求に応じて上記必要資源を必ず供給して呉れる訳ではないので、生物は資源確保に能動的に活動する必要が有る。
資源確保活動とは外界に対する働きかけで有り、生命維持=利己的私益に基づいた資源の獲得活動は外界に対する闘争で有る。


病気の時は闘争が胎内の病でも正常な自己生体組織以外の要素との戦いなので矢張り外界との「闘病」と言う名の闘争で有る。
精神・肉体恒常性(ホメオスタシス)が破れた状況を回復・調整に努めるのも、又紛れも無く自己との闘争で有る。