公序良俗を錦の御旗に掲げりゃ誰も楯突きゃしないですわなぁ。

http://wiredvision.jp/news/200805/2008052720.html
『オープンネット・イニシアティブ』のエコノミスト、Rob Faris氏は次のように語る。「2002年の時点では、インターネットを検閲しているのは中国とサウジアラビアくらいだった。それからわずか数年後の 2008年現在、世界には(検閲を行なっている)国が何十と存在する。中東に集中しているのは確かだが、われわれが必ずしも予想しないような国も含まれる」


近年インターネットの規制に乗り出した国の多くが、規制範囲を拡大させる兆候を示している。特定の目的を掲げてフィルタリングを始めたはずが、いつしか他の目的へそれていくのだ。たとえばベトナムでは、検閲はポルノの遮断が目的だとされている。「実際は、政治的なコンテンツを遮断している。ポルノは大部分がアクセス可能なままだ」とFaris氏は指摘する。


このかわいい2人のアニメ風キャラクターは、中国政府が昨年オンラインフォーラムに配備し始めたもの。話題が政府に都合の悪いテーマや感情に近づきすぎると必ず表示される。


アニメの警察官2人は、掲示板の書き込みの上にかぶさるように登場し、「俗悪なコンテンツを受け入れてはいけません。調和を大切にしましょう」と笑顔で助言してくれる。


[深セン市は2006年にJing Jing and Cha Cha(『警警』と『察察』)という名前の男女ペア・キャラクターを導入。2007年8月には北京警察も同様のキャラを利用し始めた。こちらは『Sofu』や『Sina』など13の上位ポータルに30分ごとに現れ、メッセージを表示する。2007年末までに、北京にサーバーのある全てのサイトに表示される計画と報道された。]

http://wiredvision.jp/news/200805/2008052720.html

統制するのに公序良俗、性の取り締まり程広く同意を得られる便利な口実はないです。
特定の勢力が政治権力を維持するには情報統制、情報検閲が一番手っ取り早いのは時代地域を問いません。
日本版「警警」と「察察」があなたのデスクトップに現れて「美しい日本の和」を説く日も遠くはないでしょう。