子猫のパヤパヤ絵本動画作者インタビュー記事。

ITは、いま:「ニコニコ動画で、出口が見付かった」 絵描き兼開発者・24歳 (1/2) - ITmedia NEWS

昨年10月のある金曜日、「子猫のパヤパヤ」という優しい楽曲を見付けた。初音ミクが歌っていたが、それ以上のものだった。

 「子猫のパヤパヤは 真っ白な猫で 左目が青くて右目が緑 お刺身についてる 大根が好きで 今日もむしゃむしゃと食べていたよ」
画像 ワンカップPが投稿した「子猫のパヤパヤ」。10万回以上再生されている

 テンポ、ノリ、詞――曲の世界すべてが気に入った。初音ミクブームより前に作られた曲だと、すぐに分かった。ミクのキャラクターに依存しない、独自の世界を強く感じた。「やっと“ミクじゃない”のが来た」

 この歌に参加したかった。この歌の一部を、自分のものにしたかった。絵を付けようと思った。歌に絵を付けるなんて、それまで考えたこともなかったから、自分でもびっくりした。

 歌の背景には、作詞作曲者の「ワンカップP」が描いた「初音ミク」と「MEIKO」のイラストが付いていた。「これを描かないとダメかな」と思い、何度もトレースして週末じゅう練習したが「絶対違う」と思った。ミクの絵では、イメージが続かない。詞の世界を、自分の絵で表現したかった。

 どんな絵にしようか。週明けから作戦を立て、金曜日の夜から眠らずぶっ通しで20時間、20枚を一気に描いた。20枚のウィンドウを1画面上並べ、下絵を描き、下塗りをし――並行して描いた。途中で切れたらダメだと思って一気に。それまで10時間かけて1枚描くという描き方が普通だったが、「誰にも取られたくない」という一心だった。

 「許可取らなきゃまずいかな」。描き上げ、ニコニコ動画にアップする直前にふと気付き、mixiワンカップPを探し当ててメッセージを送った。睡眠不足のもうろうとした頭で、パヤパヤのすばらしさを熱く語ったが、返事はそっけなかった。「いま携帯から見てるから動画は確認できない。勝手にアップして」

 “勝手に”アップした動画は2万回以上再生され、「かわいい」「癒される」「『みんなの歌』みたい」などとコメントで賞賛された。ワンカップPからも、「すばらしい動画をありがとう」と熱い感謝のメッセージが届いた。動画は新聞でも紹介され、編集者から声がかかり、絵本になることが決まった。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/23/news051_2.html

うぇwww、まさかのゆきPインタビュー記事www。吃驚です。

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子猫のパヤパヤ。 - BYE BYE BLACKBIRD@Hatena